連続ベルト式ボイル・クール装置Continuous Belt Boil & Cool System
FMネットワーク・エンタープライズ株式会社
- 連続処理で大量処理を高効率化
- ポンプ循環方式で温度ムラを最小化
- 商品品質の向上に貢献
自社設計・自社製造/搬入・据付・アフターサポートまで一貫対応

実際に稼働中の連続ベルト式ボイル・クール装置(施工実績)
「連続ボイルクール装置」は、ボイル殺菌と冷却を1つの装置で連続処理できる食品工場向け設備です。当社の連続ベルト式ボイル・クール装置は、ポンプ循環方式による温度ムラの最小化と、コンベヤ搬送による省人化・人員負担の軽減を両立させています。
こんなお悩み、ありませんか?
- ボイルとクールの工程が別々で、二度手間・二次汚染リスクが心配
- 加熱・冷却の温度ムラで品質が安定せず、クレームにつながっている
- 人手による温度・時間管理で工程が属人化している
- 処理能力が追いつかず、増産のボトルネックになっている
- 人手不足のなか、ボイル・冷却工程に人員を割けなくなってきている
連続ベルト式ボイル・クール装置、3つの強み
連続処理で高効率な大量処理・省人化
ボイル殺菌&冷却を連続して行うため、大量処理を高効率で実現。工程を分断せず一気通貫で処理できるので、生産性が向上するとともに、コンベヤ搬送により人手による工程を省人化し、人員負担の軽減にもつながります。
ポンプ循環方式で温度ムラを最小化
温度ムラが出やすいボイル&クール工程に循環方式を採用。槽内の湯・冷水を常に循環させることで、どの位置でも温度ムラを抑えた安定した処理を実現します。
商品品質の向上に抜群の威力
循環方式のメリットを最大限に生かすことで品質への影響を最小限に抑制。仕上がりのバラつきを減らし、商品価値を底上げします。
FMネットワーク・エンタープライズ株式会社は、本装置「連続ベルト式ボイル・クール装置」の設計・製造を自社で手がけるメーカーです。仕様設計から製造、搬入・据付、導入後のアフターサポートまで一貫して自社で対応しているからこそ、お客様の処理量・品目・設置スペースに合わせた柔軟なオーダーメイド対応が可能です。
なぜ「加熱」で殺菌できるのか?ボイル殺菌の科学的根拠
加熱殺菌は、食品に付着した微生物のタンパク質・酵素を熱変性させ、増殖・代謝機能を失わせることで死滅させる殺菌方法です。ポイントは「温度」と「時間」の掛け合わせで、どちらか一方が不足すると狙った殺菌効果は得られません。
食品衛生法・衛生管理マニュアルの加熱基準(中心温度の目安)
- 加熱食肉製品・牛乳等:63℃で30分間 相当
- 大量調理施設の加熱調理食品:中心温度75℃で1分間以上
- ノロウイルス対策:85〜90℃で90秒間以上
- 豆乳・豆汁:沸騰状態で2分間
※基準となるのは食品の表面温度ではなく中心温度。中心部が指定の温度・時間に達しているかどうかが安全性を左右します。
代表的な食中毒菌の加熱死滅条件の目安
- 腸管出血性大腸菌(O-157等):75℃ 1分
- サルモネラ属菌:75℃ 1分(61℃ 15分でも可)
- リステリア・モノサイトゲネス:65℃ 数分
- 黄色ブドウ球菌:65℃以上の加熱で死滅(ただし産生した毒素自体は耐熱性が高く、加熱前の温度管理も重要)
※リステリアは0℃近辺の低温でも増殖できる特殊な菌のため、加熱後の急速冷却・保管温度管理も欠かせません。一般生菌数の管理手法はこちらの記事で詳しく解説しています。
🔬 教えて!殺菌の科学 〜D値・Z値・F値〜
食品微生物学では、加熱殺菌の効き目を次の3つの指標で表します。
ある温度で微生物数を1/10に減らすのに必要な加熱時間。D値が大きいほど、その菌は熱に強いことを意味します。
D値を1/10(または10倍)に変化させるために必要な温度変化。Z値が大きいほど、温度を上げても殺菌効果が伸びにくいことを意味します。
一定数の微生物を殺滅するために必要な加熱時間の総称。D値を基準に「F=12D」のように表現されることもあります。
この考え方を踏まえると、槽内のどこか一部だけ温度が低い「コールドスポット」があると、その部分だけD値・F値どおりに殺菌が進まず生菌が残るリスクにつながることが分かります。だからこそ、槽内温度を隅々まで均一に保つ「循環方式」が重要になるのです。
参考:厚生労働省「大量調理施設衛生管理マニュアル」、食品衛生法に基づく加熱基準、食品微生物学における一般的なD値・Z値・F値の考え方をもとに作成
HACCPの考え方や食品安全規格全体については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
「コールドスポット」を消す。ポンプ循環方式のしくみ
温度ムラが出やすいボイル&クール工程に、ポンプによる循環方式を採用しました。槽内の湯・冷水を常に攪拌・循環させることで、投入口から排出口まで、そして槽の上部から下部まで温度差の少ない安定した処理が可能になります。
静止した湯・冷水では対流だけに頼るため、槽の隅や食品が重なった部分に温度の低い「コールドスポット」が生まれやすくなります。循環方式のメリットを最大限に生かすことにより、こうしたムラの発生を抑え、品質への影響を最小限に抑えます。
加えて、インバーター制御によりコンベヤ速度(=食品が槽内に留まる時間)を精密に調整できるため、「温度の均一化」と「滞留時間の均一化」の両方をコントロールし、狙った加熱・冷却条件を製品全体で安定的に再現します。

(循環方式)
(循環方式)
ボイル殺菌とレトルト殺菌、何が違う?
「殺菌」と一口に言っても、方式によって温度・保存性・向いている食品はまったく異なります。自社の商品にはどちらが適しているか、まず違いを整理しておきましょう。
🔥 ボイル殺菌
- 加熱温度:100℃未満(常圧)
- 特別な圧力設備は不要
- 素材本来の食感・風味・色を保ちやすい
- 保存は要冷蔵・比較的短期が中心
- 根菜・果実・惣菜など幅広い原料に対応
♨️ レトルト殺菌
- 加熱温度:100℃以上(加圧)
- 加圧加熱のため大掛かりな設備が必要
- 高温長時間でも品質が変わりにくい食品向け
- 密閉容器のため常温で長期保存が可能
- カレー・シチュー・煮魚など向け
連続ベルト式ボイル・クール装置は、100℃未満の常圧ボイルと急速冷却を連続処理することで、素材本来の食感・風味を活かしながら安全性を確保したい食品に最適な選択肢です。
殺菌×冷却で、鮮度と美味しさを守る
ボイル殺菌&冷却機能により雑菌の繁殖を抑え、商品の鮮度と美味しさを長時間持続させることができます。連続処理だからこそ、加熱から冷却までのタイムラグを最小限に抑え、品質劣化のリスクを大きく低減します。
根菜・果実・農産物を、まるごと直接加熱冷却
根菜・果実・他農産物の直接加熱冷却が可能です。包装前の原料そのものを連続的にボイル&クールできるため、幅広い品目・加工工程に対応できます。
細部までこだわった設計

インバーター制御
速度をHz単位で精密に制御。品目・処理量に応じた最適な搬送スピードに調整できます。

コンベヤ速度のデジタル表示
現在の搬送速度を数値で常時確認。ダイヤル操作でその場で微調整でき、属人化を防ぎます。

ステンレス製メッシュベルト
上下二段構造の衛生的な搬送部。水切れが良く、洗浄性にも優れた設計です。

専用制御盤・銘板付き
「連続ベルト式ボイルクール装置」の銘板と操作ボタンを備えた専用制御盤。現場での操作性を重視した設計です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 装置名称 | 連続ベルト式ボイル・クール装置 |
| メーカー | FMネットワーク・エンタープライズ株式会社 |
| 材質 | 全面ステンレス製(食品機械仕様) |
| 駆動・速度調整 | インバーター制御コンベヤ、無段階可変(デジタル速度表示付き) |
| 槽内処理方式 | ポンプ循環方式(ボイル槽・クール槽とも連続循環) |
| 対応品目 | 根菜類・果実類・その他農産物、加熱/冷却が必要な食品原料全般 |
| 設置対応 | 新規据付・既存ラインへの入替に対応(クレーン搬入実績あり) |
| 価格・納期 | 処理量・設置スペースに応じたオーダーメイド設計。お気軽にお問い合わせください。 |
自社エンジニアによる搬入・設置実績



よくあるご質問
Q. 対応できる食品・品目は?
根菜類・果実類・真空包装品・その他に加熱・冷却が必要な幅広い食品原料、および包装済み商品に対応可能です。メーカーである当社の設計チームが、品目・処理量に応じた仕様を直接ご提案します。
Q. 既存の生産ラインへの後付け設置は可能ですか?
はい。設計から製造、クレーンによる搬入・据付までを自社で一貫して行っており、工場スペースに合わせたレイアウトも自社エンジニアが直接ご提案します。
Q. 中古設備での導入相談もできますか?
メーカーとしての新品オーダーメイド設計に加え、ご予算に応じて中古設備の活用によるコスト最適化のご相談も承っております。まずはお気軽にご相談ください。
Q. 見積り・納期の目安は?
自社製造のため、処理量・設置環境に合わせた仕様を柔軟に調整できます。まずは無料相談にて詳細をヒアリングのうえ、見積り・納期をご案内いたします。
連続ベルト式ボイル・クール装置について
無料相談を受付中
設計・製造・据付・アフターサポートまで自社で一貫対応。大量処理・温度ムラ低減・品質向上でお悩みの食品工場様は、まずはお気軽にご相談ください。
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